人類はこれまでどのような都市を作り上げてきたのか。そして現在、人々はどのような都市に住んでいるのか―。
古今東西、人類が築き、住んできた都市の多様な在り方を紹介する事典。東アジア、西ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカなど、地球を大きく13に区分。世界文化遺産を中心に約300都市について、その起源や形成、変容、転生を概観した。
編者は日本大学生産工学部特任教授で建築・都市研究家、建築批評家。総勢約100人の気鋭の執筆陣による都市史研究の成果をまとめている。
歴史家の山内昌之氏、建築史家の陣内秀信氏も「世界の文化の多元性を見事に示す事典の刊行はまさに快挙」「世界史的視野の都市ダイナミズムの解説、地域の枠を超えた分析は初めての試み」と絶賛している。
A5判上製、1056ページ。定価2万円(税別)。
発行=昭和堂TEL075(502)7500。